第85回 固体イオニクス研究会開催のご案内

〜イオニクスとエレクトロニクスを融合した次世代情報通信技術に向けて〜 ハードウエア指向の人工知能素子など

開催概要

情報通信機器には多くのエレクトロニクス素子(半導体素子)が使われている。半導体素子は、微細化と集積化の技術開発に支えられて目覚ましい発達を続けているが、近い将来その進歩が鈍化すると危惧されている。今後、次世代の情報化社会へと発展するためには、従来の半導体素子とは異なる原理で動作する高性能素子や新機能素子も積極的に創る必要がある。本研究会では、イオニクスとエレクトロニクスを融合した次世代情報通信素子(メモリー、集積回路、人工知能素子、人工視覚素子など)の技術開発に関して、最前線で活躍されている先生にご講演頂く。

開催日時・場所

主 催:日本固体イオニクス学会
協 賛:電気化学会、応用物理学会
日 時:2023年7月21日(金) 12:45 - 17:55
会 場:東京大学本郷キャンパス 化学講堂(理学部化学本館5階)
形 式:ハイブリッド(オンサイト+オンライン)  

講演プログラム(敬称略)

12:45 - 12:50 開会挨拶 雨澤 浩史(日本固体イオニクス学会会長、東北大学多元物質研究所)
12:50 - 12:55 趣旨説明

座長:寺部 一弥
12:55 - 13:25 渡邉 聡(東京大学大学院工学系研究科)
       次世代電子デバイス中のイオン挙動を探るための原子・電子レベルシミュレーション
13:25 - 13:55 一杉 太郎(東京大学大学院理学系研究科)
       薄膜電池の充電・放電状態を二値メモリーとして活用する
13:55 - 14:25 田中 秀和(大阪大学産業科学研究所)
       水素イオンを用いた強相関電子系酸化物薄膜の機能制御とエレクトロニクス展開
14:25 - 14:55 阪本 利司(ナノブリッジ・セミコンダクター(株))
       高い電力効率を備えた原子スイッチFPGA
14:55 - 15:10 休憩

座長:田中 秀和
15:10 - 15:40 坂上 雅道(玉川大学脳科学研究所)
       「思考」をうみだす2つの神経回路
15:40 - 16:10  鶴岡 徹(物質・材料研究機構)
       イオン伝導体超薄膜の開発とイオニクス神経情報処理素子の創製
16:10 - 16:40 矢嶋 赳彬(九州大学システム情報科学研究院)
       固体プロトン素子を用いたニューロモルフィック機能設計
16:40 - 16:50 休憩

座長:一杉 太郎
16:50 - 17:20  西 義史((株)東芝)
       イオニクスとエレクトロニクスの融合による次世代AIに向けたニューロモルフィック 情報処理技術
17:20 - 17:50 土屋 敬志(物質・材料研究機構)
       固固界面近傍のイオニクス現象を利用する情報処理デバイス

17:50 - 17:55  閉会挨拶
18:10 - 19:40  交流会(会場隣スペース)

参加費(税込)

本会会員(個人会員 ¥1,500,法人会員 5名まで無料 6名から個人会員と同じ),協賛学会会員 ¥2,000,一般 ¥3,000,学生 ¥500

交流会費

¥1,000

参加申込方法

 研究会は開催済みです。

支払い方法

2023年7月7日(金)までに各自の参加様式に沿って、参加費及び交流会費を銀行振込みにてお支払いください。
振込先:【みずほ銀行】 本郷支店 普通2908222, 一般社団法人 日本固体イオニクス学会, フリガナ:シャ)ニホンコタイイオニクスガッカイ
※振込手数料は振込人負担にてお願いいたします。
※振込人名義が参加登録者と違う場合や,複数人分をまとめて振り込む場合は,振込名義人および全員の氏名・金額内訳を下記連絡先までお知らせください。
※お振込み後の返金はお受けできません。

問合せ先

世話人:物質・材料研究機構 寺部 一弥、東京大学 一杉 太郎
連絡先:E-mail:TERABE.Kazuya@nims.go.jp