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一般社団法人
日本固体イオニクス学会
The Solid State Ionics
Society of Japan

 

<About>

本会は固体イオニクスに関心をもつ金属・物理・化学等の各分野の研究者ならびに技術者の学際的な横の連係を深める学会で、専門分野の異なる会員相互の学術上の情報および意見交換ならびに技術の進歩向上に資することを目的としています。

<本学会について>

 固体イオニクスとは、固体中のイオンの動きに関する学問と技術を意味するものです。とりわけ、高いイオン導電率を持ついわゆる固体電解質やイオン-電子混合導電体を対象とし、それらについての基礎研究と利用技術の開発が中心課題となっています。また、高温超電導体をはじめとする各種機能性新素材の製造過程や劣化過程での固体中のイオンの移動に関する研究も広く固体イオニクスの分野にその基礎を置くものであると言えます。

 我が国のこの分野での研究は、世界的にも極めて高く評価されております。また、その応用面においても、固体電解質を利用した各種の酸素センサーや電気化学素子が我が国独自の技術で開発され、広く実用化されています。さらに現今の省エネルギー、環境負荷低減の社会的要求に基づいて、固体電解質を用いた高出力二次電池や燃料電池の研究・開発が精力的に進められています。また、小型特殊電池や水素製造装置などの開発にもイオン伝導性固体の応用が多方面から注目されています。

 一般社団法人日本固体イオニクス学会は、固体イオニクスに関する学問や技術に携わる研究者や技術者の連携を密にしながら、この分野の一層の発展を図ることを目的として設立された学術団体で、物理、化学、金属、電気、窯業など在来の理学及び工学の枠を乗り越え、それらの中間をも埋める学術的性格を持った学会です。

 本会は昭和52年10月に、固体イオニクス・ガルバニ電池研究会として発足しましたが、その後、この分野の著しい発展に対応して、昭和58年10月には固体イオニクス学会と改称、平成25年5月27日に一般社団法人日本固体イオニクス学会を設立登記し、今日に至っております。この間、昭和55年、平成元年、平成25年の三度にわたって本会が主催して固体イオニクス国際会議(第三回、第七回及び第十九回)を我が国で主催し、世界におけるこの分野の発展にも多大な貢献をなしてきました。本会は下記のごとき活動を通じて、会員相互の研鑽をはかりながら、今後とも固体イオニクスとその関連分野の発展に寄与していく所存であります。

<主な活動内容>

・「固体イオニクス討論会」 年1回、10〜12月頃に開催
  数件の特別講演と100件程度の一般講演からなります。

・「固体イオニクス研究会」 年3回程度開催
  数名の講師の方に固体イオニクスに関連した詳しいお話をしていただきます。

・講演会、シンポジウム、講習会、ワークショップ
  理事会の承認を経て随時主催、共催または協賛します。

・ニュースレター発行
  年2回、会の連絡と情報交換の場として配布されます。

・メーリングリスト配信
  随時、会員に必要な情報を配信いたします。

・国際協力
 
国際固体イオニクス学会(International Society for Solid State Ionics)およびアジア固体イオニクス学会(Asian Society for Solid State Ionics)の諸活動に協力するとともに、各国関係者との連絡を密にして情報交換などを行います。

その他 本会の目的達成に必要な事業を随時行います。

<事務局>

 〒980-8577 仙台市青葉区片平二丁目1-1
 東北大学多元物質科学研究所 雨澤研究室内
 Tel: 022-217-5341
 Fax: 022-217-5343
 email
 Web: http://www.ssi-j.org/ (2013/5/14〜)

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